【カウンセリング・レポート】≪Tさま≫ 息子の不登校に向き合えない

アラフィフ、アラ還、御用達
「100人に好かれたかったアナタが自分を取り戻す」
明石の勇気づけカウンセラー マチコです。

こんにちは。お元気ですか。

モニターカウンセリング実施中でして、ご本人の許可を得て、そのカウンセリング内容を掲載させていただきます。

モニターTさま

Tさんは、4人のお子さんをお持ちのお母さんでありながら、大勢の部下を束ねて管理しておられる部長職でもあり、努力に努力を重ねて今のステージに立っておられる聡明でかっこいい女性です。
3回目のカウンセリングを経て、たくさんの心の内を語ってくださいました。

そんなTさんのお悩みはこちら

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中学で不登校だった息子が高校生になり、昨年度は通っていたのですが、二年生になった今、また登校が難しくなってきました。
自分を責める気持ちが沸いてきて、息子に向き合えません。

息子さんが小さいときから、育てにくいな、という感覚があったTさん。
もっともっと愛情をもって育てていれば・・・という母親なら誰しもが持つ罪悪感にさいなまれておられます。

私にも息子がいますけど、小さいときからよく具合を悪くして登校できないことがありました。
明らかに、心の問題やんな・・・と感じながらも、どう接すればいいのかわからず、無理やり校門の前に連れて行ったこともありました。

じゃあ、息子さんのどんなところにどんな感情が沸きますか?

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・勉強するわけでもなくゲームをしているのを見ると、腹立たしい
・今までもトラブルに合うなど同じことがあったのに同じ繰り返しで、何も学んでいないじゃない!という呆れる気持ち。
・高校2年生という大事な時期であるのにのんびりして、この先どうするつもりなんだろう?という不安。
・将来のこと考えていなさそうで、こんな状態から一人で稼いで生きていけるのだろうかという心配。

わかりますよ。母親ですもん。子供の将来に思いをはせて考えちゃいますよね。わたしも同じでした。

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わかってはいる。あれこれ言ってもダメなこともわかってはいる。
いい大学に行くことが幸せなわけでもないのもわかっている。
でもどうにもモヤモヤするんです・・・・

じゃあ、息子さんに今感じている感情から、Tさんの思い込みや観念がどんなものなのかを見ていきます

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・ゲームをしているのを見ると、腹立たしい。→ 家でゲームばかりしているのは悪いことだという価値観がある。
・今までもトラブルに見舞われたり、裏切られたりを繰り返している。→ 同じパターンの繰り返しをするべきでないという観念。
・大事な時期なのに、この先どうするつもり? → 自分の将来をちゃんと決めて早く行動しなさいよ、という焦り。
・一人で生きていけるの? → 学校を卒業しないと稼げないし、人に迷惑をかけてしまう思い込み。

こういう観念や自分ルールをお持ちですね、と気づいていただきました。
 正しいと思って、ご自身もそのルールにのっとって生きてこられたはずですが、子どもがその自分ルールに従わなかったときに「葛藤」が起こります。
同時に、自分の育て方が悪かったんだ!という罪悪感も感じておられるわけですね。

これは実は息子さんの問題ではなく、大問題だ!と感じているTさんの問題のように思います。
息子さんだけではなく、ご自身が人からどう思われるか、、、というところも不安要素ですね。

Tさんが持っているたくさんの思い込み、観念、恐れや罪悪感。それらを解決することが問題解決の最短の道だと思いますので、まずは、そういう概念や思い込みを持って生きてきたんだな、という事を受け入れることが大切かな、と。

そこで、そのルールは息子さんにとって必要なものかどうかの取捨選択をお願いしました。
大事にすべきこと、手放しても大丈夫なことを検討しながら、やはり、ご自身の観念やルールに大きく気付けるいい機会ですね。

自分の子どもだからと言って、自分ルールを押し付けることは適切ではないです。
子どもを学校に行かせたい!という言葉はすでにお子さんを支配していることになります。

「子どもに出てくる問題は、どれも夫婦の問題」というのはわたくしの師匠、根本裕幸氏の名言です。
学校に行かないという事で、親に何かを教えてくれていると捉えるのだとか。でも納得!

そう考えれたら、不登校がやみくもに嘆き悲しむことではないと思えますよね。

子どもが自ら進もうとする力を奪ってはいけないと思います。
子どもは、興味のあることが見つかれば、勝手に前に進みますから。

そこで、大事なことはここでもやっぱり自分軸

「息子は息子、私は私。」

愛情があふれるばっかりに、どうか思い通りに育ってくれよとコントロールしがちですが、それって、子どもを信用していないって事と同じになっちゃいます。イコール子どのも個性を認めていない。
おなじみの「投影の法則」で言うならば、ご自身のことを認めていないという事になりますね。

Tさん、こんなに頑張って子育てして、親御さんを看て、仕事でも頂点目指しておられるんですから、私は最高に愛される存在であるという事を認めてくださいね。

同じように子どものことに悩んでいた私も、根本師匠の1Dayリトリートで同じように学んだのです。

”子どもに執着しなくていい。子どもが自ら歩む道を心配しなくていい。母は母のビジョンを突き進み、その背中を見せればいい。”

その言葉に救われた私です。

そこで、ワークです

●息子さんのこと好きですか?

うーーーん、と悩まれて答えが出ませんでしたね。

●じゃあ、息子さんのいいところ30個出してみましょかね

ということで、一緒に考えてみましたよ

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●思いつかないということなので外見から
個性的な男前/スタイルが良い/脚が長い/顔が小さい/背が高い

●次に中身は
歌がうまい/運動神経が良い/返事がいい/サッカーがうまい/猫に好かれる/甘え上手/おばあちゃんに優しくできる

●じゃあ、Tさんにしてくれたことでうれしかったこと
大好きと言ってくれた/手紙をくれた/ありがとうって言える

たくさんたくさんありましたね!
いくらでも思いつきます。

もう彼の存在自体がありがたいですよね。
どんな風に生きていても、こうやって命あることが嬉しくて感謝ですよね。

宿題として、もっともっといいところを書き出してもらう事と、その次に、息子さんへの感謝の手紙を書いてもらう事。
渡せるなら渡してもらったらいいけど、出せなくてもいいと思います。

何回も感謝の手紙を書くうちに、不安が消えていくのが分かると思います。
同時に、ご自身の心のうちともつながっていくことになりますね。

自分軸ができていくという事です。
そうなったら、ご自身のお悩みの本丸であるお母さんとの関係を見ていけばいいと思います。

過去2回のカウンセリングでお話ししてくださった「もっと愛してほしかった」という感情を押し殺していい子で生きてこられたTさんの手放すべきものですね。

そうやって、たくさんの思い込みや観念を手放されて、その自己肯定感を息子さんにも投影してくださいね。

Tさんがご自身で高い山を越えて人生を切り開かれていかれたように、と息子さんもきっとご自身の手で納得のいく未来をつかまれるのだろうと思います。

本当にありがとうございました!
また次回、お母さんとの関係を見ていきましょう!!

Tさんからのご感想です。

普段は「母親として絶対に言ってはいけない」とか「上司として思ってはいけない」などの自分ルールを超えて話すことができたので、隠す必要がなくなり仮面をとった清々しさみたいのも感じたり、、、、
三男のこと、即座に「好き」とは言えなかったのですが、かわいいなあと思うこともよくありますし(それ以上に、腹立たしいことがある)
この間は、「学校休む」と連絡があったきり、こちらの連絡に反応がなく、「もしかしたら・・・」と最悪のことを想像しちゃったら、いてもたってもいられなくなり心臓をバクバクさせながら、急ぎ、家に帰りました。
いざ帰ってみたら、寝転がりながらスマホで何かやってて、その姿を見たらほっとして、勝手に胸が熱くなってぎゅーと抱きしめました。
やっぱり、息子のことは、かわいいんだなあ、失いたくないんだなあと実感したものの、なぜ、「好き」と言えないのか???
「めっちゃかわいい」というのが一番合ってる気がします。
**********
今週は月曜日から頑張って登校していましたが、今日は学校を休んでいます。
予想していたこともあるけど、イライラしませんでした。
昨日、話してて、うすうす気が付いていたのですが私が息子を囲っていたいという思いはあるかもしれません。
ただ独占したい、というよりは外に出て、トラブルに合ってるんじゃないか、またこの子が傷つくような人と出会ってしまうのではないか、という不安が苦しいので、家にいてくれたら安心、みたいな思いが近いです。
学校に行かなくてもいいけど、未来が見えないことが心配。
学校行ってても未来は見えないし、いい大学出ても社会では働けない人もいるわけで何が幸せかは本当に後にならないとわからないのは頭ではわかっているのですが、、、
でも、そんなにしんどいなら、無理していかなくていいとも思います。
**********
母親との関係を乗り越えることで息子との関係も変わるといいなあと期待しているところです。
やっぱり向き合いたいなという思いは強くなりました。
マチコさんのおかげです。できれば継続してカウンセリングをお願いしたいです。

Tさん、温かなご感想をありがとうございました。

Tさんがいかに愛情持ってお子さんたちと接しておられるかがよく分かりましたよ。
お子さんたち幸せですね。

また次回よろしくお願いいたします。

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マチコ

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