アラフィフ、アラ還、御用達
「100人に好かれたかったアナタが自分を取り戻す」
明石の勇気づけカウンセラー マチコです。
こんにちは。お元気ですか。
モニターカウンセリング実施中でして、ご本人の許可を得て、そのカウンセリング内容を掲載させていただきます。
モニターMさま
モニターのMさんは、元旦那さんとの関係に長年悩み、5年前に離婚。
遠距離の彼もいて、仕事もキャリアを積んでおられますが、悩み多き情熱の人です。
情に深く、困っている人をほっておけない、人にも動物にも誰にでも愛をもって接しておられることが分かりました。
お悩みはこんな感じでした。
・遠距離の彼との関係があいまいでよく言い争いになる
・彼の離婚話が進まないことにいイライラする
・仕事で上司に理不尽な扱いを受ける
・自分の好きなこと、やりたいことが見当たらない
このような心の状態を脱したいです。
彼には、ほぼ別居に近い奥さんとお嬢さんがおられます。
もう奥さんには情もなく、いつ別れてもOKな状態なのに、なかなか離婚話は進みません。
お嬢さんとの関係を壊したくない、という父親の愛情からでしょうが、専業主婦である奥さんとの離婚は簡単に踏み切れないものがあると察っすることができます。
そんな彼に対して、独身であるMさんは、情もないのになぜ別れないの?と不思議に思うそうで、その件で喧嘩は頻繁に起こっているようです。
奥さんに対しても、なぜ夫である彼を大事にしないの?と。
彼との再婚を望んでいるなら話も多少変わりますが、Mさん自身、彼との結婚は望んでいないのです。
ただ離婚してくれたら・・・と。
ここで、2つの大事なポイントがあるな、と思いました。
一つ目は、Mさんが「人の課題に口をはさんでいる点」
彼が、奥さんと離婚するかしないかは、彼の問題であって、Mさんには関係がありません。
アドラー心理学でよく言われる「課題の分離」でしょうか。
奥さんとの離婚は完全に彼と奥さんの課題です。
「他者の課題に介入する」って、単純に言うと相手のことを信用していないことになりますね。
もう何年も話し合ってきてのこの結果。
つまり、人は変えることはできないのですね。なら、自分が変わるしかない。
課題の分離をしてみると・・・まずは自分の課題を知ることが大切。
【彼の課題】
■ 愛情もない奥さんを養っている → 彼の稼いだお金の話なので、Mさんには関係ない
■ 家庭にお金がかかるからMさんにあまり使ってくれない → 自分の機嫌は自分で取ろう
■ 奥さんが彼のために尽くしてないのに、自分はこまごま尽くしている → 奥さんと彼の問題。
という風にこれらの課題は、Mさんが介入できるものではないことが分かりました。
【Mさんの課題】
■ 彼は彼。彼の考えに介入しないで信じる。
■ 自分の機嫌は自分で取る。彼に幸せにしてもらおうという依存を手放す
■ 本心で彼に尽くしたいから尽くすのなら幸せだけど、見返りを期待するとしんどい
こうやって課題の分離をしたので、次に考えるのは、具体案でしょうか。
彼は彼
彼は彼。奥さんは奥さん。自分は自分。です。
彼が事情があって奥さんとの離婚を踏み出せないのなら、口をはさんで彼の気持ちを離婚へと押すことはできません。
彼が考え決めることです。
そこを理解して、彼の稼いだお金の使い道をとやかく思わないことで彼との境界線は引けますね。
自分の機嫌は自分で取る
そして、自分の機嫌は自分で取るならば、、、何をしたらワクワクしますか?
自分磨きや趣味、勉強・・・そこからどうなりたいか(ビジョン)やそのために本当にやりたいこと(ライフワーク)が見えてきますか。
自分の本音と繋がることができれば、今まで感じてこなかった自分の好きなもの、居心地の良さを感じることができます。
それらは女性性の開放という事になりますが、他人軸で人の気持ちを最優先して生きてこられた思考癖のあるMさんには、必要なことですね。
ちなみに女性性が豊かというのは、「直感力」「感性」「コミュニケーション能力」「気配り・配慮」「美しさ」「華やかさ」「つながり(チーム作り・仲間意識)」などの価値を持つことです。
見返りを期待するとしんどい
これは、補償行為になります。
これだけしてあげるんだから、その代わりに愛してほしい、という見返りですね。
そして根本に、素のままの自分では愛されないという概念があるようです。
これを手放すには、自己肯定感をあげて、自分はいまの自分で大丈夫!という心の持ち方が大事ですね。
もう一つのポイントは、「あえて2番目を選んでない?」というところ
仕事でも、上司に理不尽な叱られ方をしていても、我慢に我慢をしています。
パートナーシップもセカンドだったり。
ここで「もう結婚を望んでいない」という点が気になりましたよ。
幼少期のことをうかがってみると、共働きの両親と溺愛されている兄の4人家族。
兄には勉強机が与えられ、英語スクールにも通っていたのにMさんには無し。
「女の子だから要らないよね。勉強だってしなくていいし、スポーツなんてしなさんな」という理由です。
自分で作った段ボール箱の机を喜んで使っていたんです、と聞いて、なんだか心が締め付けられました。
晴れのインターハイ出場も見に来てもらえなかったそう。わーん、ほんとうに寂しかったですね。涙
【愛されたかった寂しさ】
そんな中で作り上げられた概念は、「愛されたかった寂しさ」と「無価値観」です。
「お兄ちゃんみたいに愛されたい」という永遠のテーマを持って、それならば!といい子になって親を助けてきたように見受けられました。
子どもが小さな身体でできる最善策ですもんね。
【助けを求められない】
Mさんと話していると、甘えることを自分に許可していないように見受けられます。
私は大丈夫!元夫を自分が助けたかった。子どもに迷惑がかかるのはかわいそう。奥さんから愛されていない彼がかわいそう。
たくさんの罪悪感が渦巻いています。
それだけ、懐が深いわけで、大きな愛を持っている証拠。器が大きいですね。
本当は助けてほしいのに、これくらいの傷ではまだまだ!って・・・武士ですか?
この場合、病気やケガ、トラブルなどによく見舞われます。
「これだけひどい目にあったら助けてもらえるかも?」という思いが隠れているからですが・・・心って健気ですね。
こちらは「手放し」て「受け取ること」をお勧めします。
ご両親から、ちゃんと愛されていたことを受け取り、その期待や執着を手放してもらいたいな。
素直に「しんどいよ、助けて!」と言えるようになって、その助けを受け取れるようになれるはずです。
インナーチャイルドを癒すワーク
そういったところで、自己肯定感の低さ、他人軸、無価値観を手放していかれることをお勧めしました。
ものすごく腑に落ちた!と涙されていましたので、インナーチャイルドを癒すワークをしてみました。
ヒーリングの音楽をかけながら、小さな子どものMさんを目の前に想像してもらって、頑張ったこと、寂しかったことを声を出してねぎらいその小さな肩を抱きしめてもらいました。
赤いランドセルを背負ったその子は、やはり強がっていたようで、抱きしめても手ではねのけようとしていたようです。
そこも、子どもながらに、そうやって強がって生きてこないとやっていけなかったんだと思うのです。
一度のワークで、長年の概念を手放せるものではありません。
ご自分のいいところを100個書き出す。
ご自分の好きなもの、好きなことを100個書きだす。
ご両親やお兄さんに向けて、お恨み帳を書く。そして感謝の手紙を書く。
といったワークにより、徐々にご自身の心と繋がって、今まで外に向いていた本音を感じ取って、居心地のいい環境を作り、ご自身を労わり愛する状態にまで変化できたら素晴らしいな、と感じています。
愛情深く正義の味方で心優しいMさん、今まで本当に人のために尽くしてこられましたね。
奥底に眠る「寂しさ」を見ないようにして、身を削って戦ってこられたけれど、もう頑張らなくていいことをご自分に許可出してください。
これからはご自分のために、ご自分の時間を使ってくださいね!
Mさんからのご感想です
● 彼の動向は、自分の問題ではないと理解できたので、かなり気にならなくなっていて、楽になりました。
● 今の自分が2番目をあえて選んでいて、その立ち位置が楽だと思っていることが腑に落ちました。
● インナーチャイルドワークでは、驚くほど泣けました。すっきりした気がします。
● これから、自分がどういうビジョンをもって生きていくか、じっくり考えたいです。
Mさん、本当にありがとうございました!!
Mさんが自由にいきいきとご自分らしく笑って過ごされることを願っていますね!
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